「平和といのちと人権!戦争・原発・貧困・差別を許さない5.3憲法集会]


DSC01824 (800x600)DSC01827 (800x600)DSC01831 (800x600)5月3日の憲法記念日に横浜市の臨港パークで「平和といのちと人権!戦争・原発・貧困・差別を許さない5.3憲法集会」が開かれました。これは、大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さん、小室等さん、鳥越俊太郎さんなどが呼びかけ人となって、集会実行委員会の主催で開かれたものです。昨年までは中央集会は分散されていましたが、今年は、憲法理念の実現を軸として、戦争・原発・貧困・差別といった課題にとりくむ幅広い市民が結集し、安倍政権の暴走を阻止するために開催されました。

晴天のなか、広い会場は約3万人の参加者で埋め尽くされました。 呼びかけ人からのアピールとして、雨宮処凜さんは「戦争に必要なのは大量の貧しい人達だ。いま、貧困と戦争への道が同時に進んでいる。経済のために命が捨てられることに反対していこう」と訴え、大江健三郎さんは、公の場でスピーチするのはこれが最後の機会になるかもしれない、としながら「米両院のスピーチはあまりの虚­偽。集団的自衛権の行使、日本人の賛同を得たことがないことをはっきり言う必要がある。」と呼び掛けました。 澤地久枝さんは「安倍晋三とその周りにいる人々は、利潤を追求し、狂った政治を進めている。あの人達を引きずり下ろしてやりたい」と声を高め、憲法学者の樋口陽一さんは、俳優の菅原文太さんが昨年の沖縄知事選応援で語った「政治の最大の役割は戦争をしないこと」を引用し、「『日本を取り戻そう』などという勝手なスローガンに惑わされてはならない」と強調しました。 各政党の代表として、民主党・長妻昭代表代行、日本共産党・志位和夫委員長、社民党・吉田忠智党首、生活・党の主濱了副代表からは、それぞれ、政府・与党がすすめようとしている戦争関連法案(安保法制)に反対し平和憲法を守る決意が表明されました。 日退教も関東近県ブロックから多くの方が参加しました。